ブックタイトル連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

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概要

連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

第7節姫乃屋BC、千厩BCを拠点に気仙沼地域へ気仙沼市周辺沿岸部でのボランティア活動は、奥州市衣川に拠点を置いた姫乃屋BC、その後の一関市千厩に拠点を置いた千厩BC、新千厩BCでJAM(ものづくり産業労働組合)を中心とするものとなりました。この拠点設定に関しては、当初はBCを気仙沼市内で探してくれという連合の意向でした。しかし気仙沼市内全域が断水、停電という状態では不可能です。近いところでは国道でつながっている一関市、奥州市で探そうと考え、気仙沼地協としてはいくつかの案を出しましたが、ガソリンも入手できなくて車が動かせず、時間の余裕もなく探しあぐねていました。そこへ連合岩手から助け船があり、一関市長の協力などもあり、姫乃屋BC、千厩BCが決まっていったという経緯でした。なお、姫乃屋BCの準備に関しては、総合調整チームのサブリーダーの一人であった大崎地協・後藤事務局長が一部参画。加美町中新田のホームセンター(コメリ)に相談し、100本のスコップを用意するなどの役割を果たしました。当初設定した姫乃屋BCは、民宿であるため生活には適していたものの気仙沼市への往復に時間がかかりました。その解消のため、4月2 4日に千厩へと移転し、さらには8月7日に同じ地区の公営住宅へとBCを移転して新千厩BCと呼び名を変え、気仙沼地区のニーズに対応したのです。千厩武道館が破損箇所修繕のため使用できなくなることへの対応からの変更でした。予想される活動内容は、気仙沼市周辺の宮城県北部沿岸地域から陸前高田など岩手県南沿岸部までをエリアとして、姫乃屋BCの時期には<1.家屋からの泥だし、2.家財の移動、3.床や壁の洗浄>、千厩BCの後半には<1.個人所有の田畑のがれき撤去、2.被災家屋の片づけ、3.市場の魚パレットの洗浄>などと計画されました。当初は仙台BCが気仙沼市周辺までカバーした■姫乃屋BCの概要(2011年4月20日現在)民宿姫乃屋場所〒981-0913岩手県奥州市衣川区愛宕下7TEL. 0197-52-3128(FAX兼用)部屋の状況民宿収容人数30人男女区分有布団の状況有お風呂有トイレ有洗濯○ライフライン電気○/水道○/ガス○通信状況電話○/携帯○冷暖房状況完備(各部屋にストーブ有)飲食の状況3食付(昼食はおにぎり2個)*近くにコンビニ等はなく、帰路の途中、3日に1度イオン立ち寄り現地交通宮城交通の貸し切りバス(片道約2時間:休憩込み)仙台行交通貸し切りバス(移動時間は約6時間半。約90分ごとに休憩)■千厩BCの概要(2011年4月20日現在)千厩武道館場所〒981-0803岩手県一関市千厩町千厩字館山50TEL. 0191-52-4568FAX. 0191-52-2090部屋の状況柔道場収容人数50人男女区分有(女性は管理室:3人限度)布団の状況有(業者からの貸し布団)風呂無、シャワー有(武道館のシャワー5ヵ所)お風呂風呂は千厩老人福祉センターで夜間の限定時間使用可(車で移動)トイレ有洗濯徒歩圏内にコインランドリー有ライフライン電気○/水道○/ガス○通信状況電話○/携帯○冷暖房状況ストーブ有飲食の状況3食付*近くに商店街、コンビニ等有現地交通宮城交通の貸し切りバス*国際興業、秋田秋北バス、岩手県交通など他社のバスも利用仙台行交通貸し切りバス96東日本大震災復興の活動記録