ブックタイトル連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

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概要

連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

第4節ボランティア活動の再開、本格化[1]再開へ向けて[2]4月16日、第2クルーの受入から再開余震により中断したボランティアを、どのように再開していくか。4月9日に姫乃屋BCに留まっていた特別チームを送り出した後、本格的な議題となりました。4月12日、連合・須田局長・高木次長が来局して対策本部で打ち合せ。東北ブロック事務局長会議のために来県していた連合・南雲事務局長・山根木総合局長・松永局長も出席しての検討会議となり、以下のような方向を決定しました。4月16日、仙台BC5 9名、姫乃屋BC2 0名の第2クルー受入により、ボランティア活動が再開しました。仙台BCの参加者は石巻市、東松島市へ、姫乃屋BCの参加者は気仙沼地区へと入り、引き続き、救援物資の仕分け・配布、被災家屋の片づけ、瓦礫の撤去、田畑等の瓦礫の撤去、側溝の泥上げ、公園の片づけ、漁具の作成などの活動となりました。1連合ボランティア受入は4月16日キャンプ入り、17日活動開始とする2ベース6 5名、特別2 0名で、各1週間とし、4月24日~5月1日も同様とする3活動場所はベース(石巻・東松島)、特別(気仙沼・中型バス)とするせんまや4気仙沼の活動拠点は5月以降、千厩の武道館とする5連合メンバーはいったん帰京し、入れ替えるこの内容を含んだボランティア活動については、4月14日の東北ブロック連絡会・各県連合会事務局長会議(会場:岩手労働福祉会館)でも検討、確認され、気仙沼地区の活動拠点を千厩へ移す際には大船渡市、陸前高田市までカバーする岩手・宮城の共同拠点とすることも話し合われ、15日には千厩への移転に着手され、4月24日の第3クルーから千厩BC受入へと転換しました。[3]石巻地区への拠点として美里BC設置へ再開されてまもなく、仙台BCを拠点に石巻市、東松島市での活動が始まるとともに、被害の大きかった石巻市、東松島市地域の活動をスムーズにするため、被災地により接近した拠点の開設が強く求められるようになりました。当初は石巻市内でとの考えから、石巻労働会館などがキャンプの候補となりましたが、被災の激甚な石巻市には適切な場所が見つかりません。交通等の社会インフラ、ライフラインなどの状況も踏まえ、4月28日、美里町の遠田地区労働福祉会館を借用しての拠点設置が決定。5月5日には活動の中心となる自動車総連からの視察も経て、美里BCと名称が決定し、5月18日の第6クルー受入から美里BCが石巻地区の拠点となり、連合ボランティア活動の全体が3拠点体制に固まったのです。図の「連合ボランティア/宮城県派遣先マップ」に、その全体像を見ることができます。並行して、南三陸地区への拠点として登米地区への移転も話題になりましたが、これは適切な場所がなく、千厩BCでの継続に落ち着きました。66東日本大震災復興の活動記録