ブックタイトル連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡
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連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡
[2]連合宮城「東日本巨大地震対策本部」設置と状況把握連合宮城事務局では、ハーネル仙台の安全確認もライフラインの回復も不完全な状態でしたが自己責任で出勤し安全を確保することを原則とした上で、3月14日には出張中の会長を除く全員が出勤して常駐を開始していました。この3月14日、連合の対策本部設置に呼応して連合宮城に「東日本巨大地震対策本部」を設置。山崎会長を本部長、佐藤事務局長を総括責任者とし、副事務局長・地協事務局長が中心となって取り組む体制を整え、対策本部は次の役割を担うものとしました。1組合員・家族の被災状況、構成組織及び事業所・地域協議会の被災状況の把握と支援要請の把握2連合ボランティア派遣の受入と連合宮城ボランティアの派遣3構成組織・地域協議会への支援4災害救援カンパの展開5行政・関係機関との連絡調整そして連合連絡調整を組織局の担当、緊急連絡先を事務局長携帯として、地協の安否確認などの活動を始めました。1 5日、16日には緊急連絡先をライフサポートセンターみやぎ、連合宮城事務局へと変更し、事務所の復旧作業を進めるのと並行して、「役員、構成組織、地協の安否確認・被害状況報告を求める」文書等の発信を行いました。3月17日には第1回対策会議を開き、安否確認、被災状況の確認と並行して、任務分担と当面の対応を検討。救援物資関係を冨田副事務局長、義援金・各団体連携・ボランティア人的対応を櫻井副事務局長、総務連絡調整を山田副事務局長の担当としました。また、勤務体制については、内局事務局員は当面自宅待機とし、地協は各地協事務局長の判断としました。これらの取り組みによって分かってきた連合宮城及び地協、構成組織の被災状況は、29ページのとおりです。連合宮城では自宅倒壊のため1人の顧問ご夫妻が死亡され、構成組織では組合員の死亡・行方不明19 7人、同居家族の死亡・行方不明961人、組合員の自宅の流失・全壊5,938棟、半壊4,141棟、床上・床下浸水6,106棟となっています。■連合宮城「東日本巨大地震対策本部」の構成対策本部設置対策本部の会議本部長総括責任者メンバー山崎透会長佐藤剛事務局長冨田清和副事務局長櫻井智昭副事務局長山田俊徳副事務局長佐竹一則仙南地協事務局長小田島正洋塩釡地協事務局長加藤雅基石巻地協事務局長後藤完也大崎地協事務局長山本勝彦気仙沼地事務局長42東日本大震災復興の活動記録