ブックタイトル連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

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連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

も、夏になったら寝袋を肌がけにすることもできるのです。山崎そんな知恵も次に伝えていきたいことですね。女性ボランティアの受入態勢も整えた佐藤女性ボランティアの受入も、連合と厳しくやりあったところでしたね。山崎連合からは女性の受入を強く要請されたけれど、トイレの問題などがあり、そう簡単に「いいですよ」と言うことはできませんでした。武道館の床で、男女の区別なく寝泊りするという割り切った選択もあったのでしょうが、連合宮城としてはそういう割り切り方はできませんでした。冨田連合では大丈夫だと言っていましたが、トイレも寝る場所も男女一緒にできるわけがありません。別の部屋を確保できるか、どう区切るか…。仙台BCでは宮交会館に和室の別部屋を確保でき、トイレも男・女に分けることができたので、受け入れることにしたのです。山田6月上旬くらいからだったでしょうか。連合から山口洋子副事務局長が同行し、亘理地区での作業くらいから入るようになったのでした。後藤山形県を通っての交通の便がよくなったので、女性ボランティアが受け入れやすくなったということもありましたね。須田美里BCは女性が行きませんでしたね。千厩BCは、連合スタッフの部屋と考えていたところがいつの間にか女性の部屋になって、女性受入が進みました。山本姫乃屋BCも設備が比較的に整っていたので、気仙沼では、早い段階から女性が入っていたように覚えています。加藤被災者の家の洗い物をするとか、女性の要望や相談を聞くとか、地域では女性ボランティアへのニーズは強かったので、この判断は助かりました。小田島その結果、北杜夫さんの娘さん・斉藤由香さんがフード連合の一員として仙台BCのボランティア活動に参加し、多賀城市・名取市・石巻市での活動の様子を週刊新潮の連載記事(『すってんころりん』)で報告するといったエピソードも生まれました(85p参照)。第2章復旧・復興への取り組み女性も参加した名取市のハウス作業週刊新潮、斉藤由香さんの連載『すってんころりん』による東日本大震災報告記事(6回)117