ブックタイトル連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

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連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

と考え、たまたま畳屋に勤める友人がいたので、100枚集めてもらいました。その後は、断熱材(ウレタン)、マットレスへと買い替えていきました。後藤そして、段ボールで間仕切りをして。須田それでも、最後までトイレの問題がありましたね。仙台BCでは宮交会館だけでは足りなくて、仙台市青葉体育館、仙台北警察署、JR北仙台駅、コンビニなどに交渉し、利用者の方々の目に触れないように、邪魔にならないように注意して利用させてもらいました。後藤作業現場でも同様の問題があり、民家のお世話になったり、私たちの知り合いのところにお願いしたりした例もありました。山崎この一連の作業が次の美里BCの設営に役立ち、美里では比較的スムーズに進みました。佐竹飲料水の問題もありました。連合が目安としていた1人2本では足りなくなり、飲料水を保存するための冷蔵庫が必要にもなりました。そんな時には、VC調整チームの櫻井さんにメモを上げて手配してもらいました。加藤連合宮城の車にはカーナビが付いていなかったので、初めて行く現場にも迷わないようにカーナビを入れてもらいました。また、作業のためのリアカー(“ヤギ”)やスノーダンプ(“イヌ”)も揃えました。後藤最初の頃には、スコップなども県内では手に入らなくて、新潟県のコメリ労働組合の委員長に電話していろいろと教えてもらったのです。山田スコップは、自衛隊並みの大量購入でしたね。山崎須田さんのアイデアで側溝掃除時には、「どぶ太郎君(側溝のふた吊り上げツール)」も入れたり。佐竹高圧洗浄機や発電機を揃えたり。加藤後藤さんが調達係を担うことが多く、「後藤商店」と私たちは呼んでいました。櫻井必要なものは、メモをまとめて連合に提出すれば、ほとんどそのまま認められ、費用が後送されてきました。だから、現地との連絡や運搬用に車も中古車2台を入れました。現在でも気仙沼・仙南地協で使用されています。須田連合では、現地に迷惑をかけず、自己責任で活動することを原則として、ボランティア活動参加者が個人的に準備すべき「準備品リスト」をまとめています。連合帽子、ワッペン、ネームプレートは東京を出発時に全員に配布しました。第2章復旧・復興への取り組み115