ブックタイトル連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

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概要

連合宮城 2011.3.11 東日本大震災 災害救護ボランティア 受入の軌跡

災したほか、いくつかの構成組織では残念ながら犠牲者がでました。震災以降、地協としも管内の実態把握に努めてきましたが、震災の規模が大きく、労働組合によっては、拠点を移転したり組合員が離散して活動していたりしていることもあり、現在も調査を継続しています。<連合災害救援ボランティアの対応について>連合が派遣する「連合災害救援ボランティア」が4月3日から石巻市に入り、その受け入れとして、石巻地協は現地対策としと石巻市災害ボランティアセンター(社会福祉協議会)との連絡・調整にあたりました。4月18日からは東松島市にも入り、石巻地域の2市においての活動となりました。活動内容は、個人宅の敷地や床下からの泥だし、家具・家財の搬出、津波による漂着物の撤去、側溝清掃など多様なものとなりました。5月19日からは石巻地域への派遣拠点(ベースキャンプ)を宮交会館(仙台市)から美里町・遠田地区労働福祉会館に移して、石巻市までの移動時間を短縮し、限られた活動時間を効果的なものとすることができました。この間、4月3日には連合古賀会長、5月24日には南雲事務局長が石巻市を訪問し、派遣団と地協に対して激励をされました。9月2 3日に派遣を終了するまでの間、石巻地域においては、2地方連合会、2 6構成組織から延べ3 , 6 3 8人、実働121日間に渡り、全国の仲間から復旧・復興へ向けての支援活動をいただきました。大崎地域協議会の活動報告から<連合ボランティア派遣団の受入取り組みについて>連合が4月1日から実施したボランティア派遣団の美里ベースキャンプは、当初、仙台ベースキャンプから石巻地区、東松島地区へバスで送っていましたが、時間があまりにも掛かり過ぎる事から同地区へ派遣するのに最善のキャンプ地を宮城本部で検討したところ、美里町小牛田駅前の遠田労働福祉会館に決定しました。大崎地協は議長、副議長が派遣団の受入、解団式の対応を行いました。仙北地域協議会の活動報告から仙北地域協議会は、2010年11月22日に「第29回地協委員会」を開催し、2010年の活動の総括並びに2011年度運動方針を確認し、新年度の活動をスタートしました。事務局体制は、2 0 0 8年7月から非専従での対応となっておりますが、役員間の連携をしながら、様々な活動を展開してきました。しかし、3月11日の春闘勝利宣言集会当日、東日本大震災が発生したことに伴い、地協活動は3月の震災以降6月13日の幹事会開催までの間活動できなかったのが現状です。6月以降も、構成組織各組合員も様々な形での地域の復旧・復興に取り組んでいたこともあり、毎月1回幹事会を開催することもできず、不定期での開催になってしまいました。気仙沼地域協議会の活動報告から2011年3月11日に発生した東日本大震災により、気仙沼地協管内(気仙沼市・南三陸町)においても、死者・行方不明者が多数発生、家屋・船舶等が流失・焼失、行政機関をはじめ、漁港や水産加工場など多くの事業所も損壊し、沿岸部一帯が壊滅的な被害を受けました。連合宮城気仙沼地域協議会は、連合、連合宮城と連携し、2011年3月末から9月末まで、連合災害救援ボランティアの受入を集中的に行い、被災地の復旧・復興へ向け、全国の仲間の想いと力を結集し、活動を取り組みました。この間、地協管内を訪れたボランティアは約530人、延べ人数は約3 , 2 0 0人(活動日数×人員)となります。全国の仲間の支援に感謝し、引き続き復旧・復興、連合運動に取り組んでいく所存です。第2章復旧・復興への取り組み109